火災保険の選び方 - 保険相談 見直し.com - 房総エリア（館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町）

台風で自宅の庭木が折れて隣家に被害。火災保険は使える？

【ご相談事例】

想定以上の規模の台風が過ぎ去ったあと、我が家の庭にある立木の枝が折れてしまい、隣家の屋根にささってしまいました。
お隣さんからは弁償して欲しいと言われておりますが、何か保険で対応できないでしょうか。
台風は災害級のもので、あちらこちらで我が家と同じような状況もあるように思います。

【ご回答】

今回のようなケースは、賠償の保険で対応できますとも言えますし、賠償の保険では対応できませんと、どちらの回答も正しいケースかもしれません。

今回の台風は災害級であったということで、まさかと想定できない範囲の状況である場合は、ご質問者に法的責任はないとみなされ、隣家に対してそもそもの弁済義務がないと判断されるケースが多いでしょう。

ただし、台風以前より、
「枝が枯れて折れるのじゃないか」
「手入れをしてくれないと、台風などで被害が起こるのじゃないか」
といった指摘を隣家より受けていた場合は、法的責任が発生する可能性もあります。

何かしらの危険性が想定できたのに、対応していなかったことに対しての責任が発生するからです。

こういったことも踏まえて、事案ごとに精査しないと一概に保険支払いの対象となるかわからないという答えとなります。

なお、隣家の方はご自身で自宅に風災までカバーした火災保険にご加入しておられれば、今回のような事故にもスムーズにご対応いただけます。

まずはご自身のものはご自身で守れるように保険をしっかりかけておかれるのも大事なことかもしれません。

※本記事は、記事作成日時点での情報です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。